| 毒草名 |
オキナグサ(翁草)、パスクフラワー、ウバシラガ、フデクサ、ツクミグサ、白髪草、白頭翁、迎春花、うずのしゅげ |
| 学 名 |
Pulsatilla cernua SPRENG. |
| 特 性 |
キンポウゲ科 オキナグサ属、裏切りの多年草 |
| 花 期 |
4〜5月 |
| 仲 間 |
ツクモグサ、セイヨウオキナグサ、ヒロハオキナグサ、黄花オキナグサ |
| 毒部位 |
全草、根 |
| 成 分 |
ラナクリン、プロトアネモニン(Protoanemonin)、ヘデラゲニン |
| 症 状 |
腹痛、胃腸炎、嘔吐、下痢、心停止 |

「芝付の御宇良崎なるねつこ草(翁草)あひ見ずあらば吾恋ひめやも」
東歌(万葉集14-3508) |


| 最近は人気があるそうで、園芸店にいろいろな色の翁草が置いてあります。これには「黄花オキナグサ」と名札が挿してありました。 |

「西洋オキナグサ」花がちょっと上向き。

| 花が終わると翁のヒゲが生えてきます。これはまだまだ緑なのですが、だんだんと白くなってきます。 |

| ええ、もう僕たち遠いとこへ行きますよ。どの風が僕たちを連れて行くかさっきから見ているんです。 |

| 宮沢賢治は童話「おきなぐさ」の中で、風に運ばれ天に昇った「うずのしゅげのたましい」を「小さな変光星になったと思います。」と語ってます。 |

| 4月初めの頃、蕾がつきました。うぶ毛が雨を弾いています。 |

≪MEMO≫
・漢方薬草:白頭翁(ハクトウオウ)=熱病・寒熱・腫瘍・止血・鎮痛。[下薬]
・花弁に見えるのは萼片。
・薬効:根[痔、しらくも、熱性下痢、生理不順]、葉[タムシ]
・絶滅危惧U類(VU) |
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